2018年の年末から2019年の年始にかけて、5泊8日の滞在でした。
バリ島は大きく分けて海エリアと山エリアに分かれるのですが、「静かな場所でリラックスしたい」という母の希望により、山エリアであるウブドに滞在を決めました。
そして今回の旅行テーマでもある「ヴィラ」があるホテルに焦点を絞り、中でもプール付き、2階建てとファミリー向けのホテルであった「サムサラウブド」に決定しました。
かなり山奥に位置しているため、日本で事前にホテルの方にピックアップを予約しておきました。白いバンで迎えに来ていただき、道中にスーパーに寄っていただくこともでき非常に快適でした。
日が沈んだころにホテルに到着したのですが、その光景は今でも忘れられません。扉はなく自然に開かれたエントランスに蛍の光のようなイルミネーション。シャンデリアの下にある受付用のテーブルとソファからは、ウブドの熱帯雨林と近くを流れる川が一望できました。そしてウェルカムドリンクとしてワイングラスに入ったジンジャーソーダとクッキーの詰め合わせが用意されていました。今回の滞在中、私たち家族をおもてなししてくださるバトラー(執事)もとてもフレンドリーで分かりやすい英語で館内を説明してくれました。
そしてゴルフカートに乗ってお目当てのヴィラへ!1つのホテルの敷地とは思えないような広さで、バリらしい置物やライトアップに目も心も奪われました。
そして待ちに待ったヴィラに到着です。扉を開けると大理石の床に2階まで吹き抜けの天井が目の前に広がります。コンパクトキッチン、ダイニングを抜けて窓を開けると全長10mほどのプライベートプールがあり、大きなプルメリアの木も植えてありました。1階の寝室も大人2人が広々と手足を広げられる大きさで、奥にあるバス・トイレはもちろんピカピカでした。嬉しいことにバスタブには花びらが浮かべられ、タオルもかわいいアヒル型に折られていました。2階にはまたしてもベッドルーム、バストイレと小さなダイニングスペースがありました。吹き抜けになっているため、違う階にいても会話ができ、家族を近くに感じられました。
ホテルではバリ式マッサージを受けたことはもちろん、曜日ごとに屋外広場で様々な映画が上映されるムービーナイトや年末年始を祝うカウントダウンパーティーなどイベントが充実しておりとてもわくわくしました。
そしておもてなしも素晴らしく、毎日ホテルに戻るたびにバトラーから小さなプレゼント(バリの伝統アイテムであるアクセサリーなど)とお手紙がベッド横の机に置いてありました。もちろん、エントランスからヴィラまでの送迎も毎日してくださり、次の日の予定もしっかりとヒアリングしてくれ、必要であればアドバイスももらえます。
そしてなんといっても今回のステイで一番印象に残っているのが食べ放題の朝食です。電話でメニューを注文するとヴィラまで運んでくれました。さらに別料金で「フローティングブレックファースト」という小舟に朝食を入れプールに浮かべてくれるというサービスまで体験できました。好きな料理を好きなだけ注文し、プルメリアの花が浮かぶプールに入りながらいただく朝食は本当に至福の時間でした。
バリでの滞在時間が長かったため、海も山も満喫できるようなツアー日程を組みました。
・レンボンガン島
バリ島周辺の離島でマリンアクティビティを体験するために訪れました。カヤックでマングローブを間近で見たり、澄み切った海に潜ってシュノーケリングなど1日かけてとてもバリらしい体験ができました。
・キンタマーニ高原
世界遺産であるバトゥール湖とカルデラが織りなす絶景は本当に美しかったです。高いところに位置しているため空気も涼しく、雄大な自然に囲まれフレッシュした気分になれました。
・テガララン・ライステラス
ホテルからのアクセスも抜群だったのがテガララン・ライステラスです。とても美しい棚田を楽しむことはもちろん、ジャコウネコのふんから作られたコーヒーを味わうこともできます。
・ウブド王宮
こちらもホテルからほど近い場所にある観光名所です。豪華な建物を見るだけでも楽しいのですが、その周辺にたくさんのお店があるのでショッピングにも最適です。
・ティルタ・ウンプル寺院
聖なる水が湧き出るといわれる神秘的な寺院です。この日は天気も良く、バリの寺院ならではの良いお香の香りも相まって、本当に清々しい気持ちになりました。
・ゴア・ガジャ
ウブドにあるとても不思議な宗教遺跡です。巨大な洞窟があるのですが、その中でも入口が魔女?の口を大きく開けたような形になっていた遺跡が印象的でした。こちらでもサロンやかご網バッグなどが購入できます。
ホテルはhotels.comでセール時期を狙って早いうちから予約をしました。
観光名所については、オーソドックスにるるぶなどのガイドブックから行きたい場所をピックアップしました。バリはエリアによって観光名所が固まっているので事前に日程を組んでおくことをお勧めします。
バリ島では基本的に公共交通機関は使わず、ドライバーさんを1日単位で雇って行動しました。初めて訪問する国であったこともあり、現地ドライバーさんの存在は心強かったです。