旅行に行ったのは2年前の3月で、雨季の終わる頃でした。雨季と言われていましたが、ずっと雨というわけでもなく、気にならない程度でした。仕事の休みを使って5日間滞在しました。
宿泊したのはサヌール地区にあるホテルです。この地区は老舗のホテルが多く建ち並んでいて、ビーチも多く、私たちは旅行でのんびりできるところを探していたのでぴったりだと思い、決めました。「スイスベルワツジンバー」というホテルを選びましたが、大きなプールがついていたので、ホテルでゆっくりしたいときや、少し時間の空いたときに自由に入ることができて良かったです。朝食もバルコニーのような外の風を感じられる場所でバイキング形式でしたが、南国の雰囲気の中食事できてホリデー感を味わうことができました。バリに着いて空港からシャトルバスで30分くらいだったので立地も完璧でした。サヌール地区は人気のエリアですが、ハワイのように高級感ある建物が並んでいるわけではなく、田舎のビーチのような感覚でゆっくり散策できるのがポイントです。友達とおしゃべりしながら夕焼けの海を歩くのはとても楽しかったし、思い出になりました。ゆったり楽しめるエリアですが、もちろんおしゃれなカフェや、おいしいレストランもあります。ビーチを生かしたつくりのレストランが多く、海を見ながらバリ島料理が食べられるのも良かったです。お酒の種類も豊富で、南国風のカクテルも作ってもらい、SNSにあげるには絶好のポイントでした。また、徒歩圏内にマーケットもあったのでそこでショッピングを楽しんだり、カラフルなフルーツを選んでホテルで食べたりできたのでそこもバリのいいところだと感じました。
観光に行ったのはウブド郊外にあるトゥガラランの棚田です。ヒトが作ったものですが、地形と自然が上手く混ざり合っていて、神秘的な風景でした。夕焼けがとてもキレイだったので、夕方に行くのをおすすめします。この地域でジャコウネコの糞を使った有名なコピルアクというコーヒーが味わえるファームがあるというので、そこにも一緒に行ってみました。ファームの中を見学して、コーヒーの豆を焙煎するところも見せてもらいました。その後で、現地の人たちが味をみるという方法でコーヒーを入れてもらって試飲することもでき、とても感動しました。現地の飲み方は、カップにコーヒーの粉が沈んだ状態で飲むので上手く飲むことができず、とても苦かったですが、それもいい思い出になったと思います。
サヌール地区ではスキューバダイビングも体験することができました。日本から申し込んでいったツアーでしたが、とてもスムーズに案内してもらって楽しむことができました。現地の案内人は日本語を少し話してくれて、ダイビングポイントに行くまでの船の中でも楽しく過ごすことができました。初心者でしたが、最初に簡単な講習があって、潜った後はプロのダイバーさんが誘導したり常に一緒についてくれたので安心でした。海の中は少し寒く感じましたが、バリの海の中はとても色鮮やかで、たくさんの生き物を見ることができ、感動的でした。ダイバーさんが海のなかで写真を撮ってくれたのもいい思い出の一つになりました。少し強引だったり、お客さんというか友達と楽しんでいる感覚でダイバーさんと仲良くなれたので現地の人と仲良くなれた感じで良かったです。船の中は船底がガラスになっていて海が透けて見えるので、行き帰りも海の中を楽しめました。
お土産を含めたショッピングはホテルのあるサヌール地区でしました。パサール・シンドゥというサヌールの市場はたくさんのお店が集まっていて、お菓子や日用品はもちろん、アジア的な雑貨も売っているので、お土産を買うのにぴったりでした。近くに「サヤン」というインドネシアの伝統雑貨などを販売しているお店があって女の子たちにはおすすめのお店だと思います。かわいいブレスレットなどのアクセサリーが豊富で、おそろいで購入するのも楽しかったです。
観光で参考にしていたのはトリップアドバイザーです。観光名所やグルメの情報はもちろん、ツアーの情報があったのが良かったです。気に入ったツアーがあったらそこから予約もできたので便利でした。サイトも役に立ちましたが、ガイドブックがあるとより便利だと感じました。時間が余ったときなどにすぐ地図を見て行動できるのが良かったです。
バリ島は観光地で日本人も多い場所なので、警戒せずに行く方が多いかと思いますが、一度街に出ると多くの浮浪者たちを目にします。特にびっくりしたのが子供たちが近づいてきて、物乞いされたことでした。開発が進んで、お金持ちの観光客が増える中こうした格差のある子供たちがいることを忘れてはいけないと感じました。警戒せずに、お金に余裕があればお土産を買ったり支援できることをして、キレイで楽しいバリを現地の人たちと楽しめたらいいなと思います。