暮らすように過ごすバリ島の旅

年に一回一か月の滞在で毎年バリ島へ通っています。時期はその年によってことなりますが、仕事を長期で休むため、なるべく影響の少ない時期を狙います。毎年のニュピは避けるようにしています。

ウブドに滞在します。海側に滞在したこともありますが、私には山の中のほうが居心地がいいようです。初めてバリを訪れたときは、ちょっとだけウブドを散歩した程度でしたが、そこで大好きになりその後はずっとウブドに滞在するようになりました。ホテルははじめはいろいろ探索しましたが、現在はずっと同じお宿です。ココバリバリ改め、ココナウ。ちょっと移転して新しいゲストハウスになりました。ジョグロスタイルのお部屋が気に入ってます。キッチン付きなので朝は簡単に自炊できますし、コーヒーなど自分ですぐ作って飲めるのが便利です。一階がカフェになってますので、しっかりした食事はそこでいただけます。長期滞在のため、有料ですがランドリーもありますし、買い物は近くにスーパーやコンビニがあるので、本当に暮らすような感覚です。お掃除とゴミ収集は毎日スタッフさんが来てくれます。もちろん、シャワー&バスタブ付。お部屋の感じはオーナーさんがアンティーク好きだそうで、落ち着いたバリ風になってます。

お宿でカーチャーターをお願いすることができ、日本語の上手なスタッフさんがドライバー兼案内役として連れてってくれます。私のお気に入りは沐浴です。自前のクバヤを着て現地の方々に混ざって沐浴します。完璧な正装でなくても大丈夫ですが、サロンとスレンダーは必須です。せっかくなのでレンタルできるならぜひクバヤ着ることをお勧めします。すごい階段を下りて、沐浴して、またすごい階段を上って着いたところにワルンがあり、山の上からの景色をぐるっと見渡すことができ爽快です。なんてことない食事や飲み物ですが、すごくおいしく感じます。沐浴で有名なとこでは「ティルタエンプル」などありますが、観光客がどっと押し寄せるような場所になっていて、大型バスが停まってる駐車場を見た瞬間げんなりします。私がよく行くのは「スバトゥ」というローカル向けの沐浴です。最近はちょっと知れてきて観光客もくるようになりました。こういう場所は、地元のルールがあるので、わかってる人と一緒に行くことをお勧めします。チャナンやお布施のことなど、バリの宗教を知らないと恥をかくことになってしまい、日本人の質を下げることになってしまいます。

やはり口コミ。観光のガイドブックには載っていない情報は、その場を訪れた方でないと知りえないことがたくさんあると思います。今はユーチューブでも情報発信してくれてますし、現地に住んでいる日本人から聞くことも重要です。持っていったほうがいいグッズですが、当たり前ですが薬です。バリの痛み止めみたいな薬の大きさにびっくりしました。その国の基準があると思うので、日本の薬よりすごく効きます。それが逆に怖いので日本から必ず持っていきます。

バリ島は観光でなりたっている島です。しかしその反面、バリヒンドゥー宗教の行事には、島内ですれが優先されることもあります。日本人からしたら想像できない事態ですが、そういう国だと思って理解することが大事だと思います。もし、初めてバリ島へ行くのでしたら、毎年3月ころにあるニュピというバリ島のお正月みたいな日を避けたほうがいいと思います。その日は「静粛の日」と言われるように、家の中にじっとして火を使ってはいけないし、騒いでもいけない。テレビやネットもできません。びっくりですよ、Wi-Fi切られるんですからすごいです。それはそれで深くバリ島を知りたい理解したいという方にはいいのでしょうが、初めてでしたら何もかもすべてがクローズされるので身動きできません。もちろん観光客もホテル敷地内から一歩も外にでれません。当日は空港も閉鎖です。観光もお店もすべてやってません。また、ニュピの前日にはオゴオゴというねぶた祭みたいなパレードがあり、はりぼての怖い顔した作り物が街中を通ります。各地域ごとに趣向をこらして毎年いろいろなはりぼてを作ります。あと、バリ島では、ガルンガンとクニンガンという習慣もあって、日本のお盆のようなもので期間が長いです。やはりローカルのみなさんはこれに向けてお供えものや準備に時間がかかり、その当日からしばらくは閉まってる店などもあります。最近は、少しずつ働くローカルさんもローテーションで閉店するのを最小限にするようになってきました。観光でいく私たちはローカルの店が閉まってしまうと、いろいろ不便で困ることも多かったです。この時期は、ペンジョールという竹で作った七夕飾りみたいなものが家の前に建つので、とてもいい景色を見ることができます。これぞバリ!と思えるような感じです。特に私が滞在しているウブドでは、通りによってそのペンジョールを競い合ってるのか、あちこち見に行くのが楽しみです。

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