全て初体験のバリ旅行

私がバリ旅行をしたのは、2008年の8月でした。
合計で5日間の滞在でした。

私が泊まった地域はヌサドゥアです。
そこにあるグランドハイアットという高級ホテルに泊まりました。
グランドハイアット自体は有名なホテルだと思いますが、バリ島のグランドハイアットも相当高級ホテルの部類に入る仕様になっていて、滞在は非常に満足しました。部屋もかなり広く、ベッド以外にもう一つ大きなソファがあり、クッションがたくさん敷き詰められていて、ふかふかで気持ちよく、ベッドよりもそのソファで過ごした時間の方が長かったように思います。また、ホテルにプールも併設しているので、潮風、海水に身体が疲れたなと感じたら、プールに浸かって、プールサイドのパラソルとリクライニングシートに横になりゆっくり時間を過ごしました。そうしているとボーイがドリンクを運んできてくれるので、まさに贅沢な時間でした。細かい話になりますが、そこで配られているゲストが使って良いバスタオルがとても大きく、またふかふかな仕様になっていて、使い心地が非常に気持ちよかったのを覚えています。
グランドハイアットの近くにビーチもあり、歩いていけるのがよかったです。高級ホテルとビーチに近いと理由でヌサドゥアに泊まることを決めました。ホテルの近辺には商業施設のようなもののあり、買い物やお土産も十分選ぶことができたし、ビーチでは色々とマリンスポーツを楽しむこともできました。また、ホテルが提供しているビュッフェなどの食事も美味しかったし、スパなども経験できるので、ホテルにいながらにしてやりたいこと全てできてしまう、まさに完璧なホテルでした。

正直、グランドハイアット滞在が私の今回の目的であり、リゾート気分を味わう、日頃の疲れを癒す旅だったので、通常の観光旅行のようにいろんな場所に出かけていくことは今回はしませんでした。それでも非常に満足して楽しかったです。
とは言っても全く遠出をしなかったわけではなく、現地のオプションツアーを利用してウルワツ寺院で観れるケチャダンスを見に行きました。大勢の上半身裸の男性がケチャケチャと呪文のような言葉を唱えながら手を大きく上空に伸ばして、何か宗教儀式のようなダンスを見れます。インドネシアといえばケチャダンスと聞いていたので、これだけは見ておこうと思いました。非常にサイケデリックな儀式で文化の違いを大いに感じれるだけではなく、異国の地に来た感じがしました。
タクシーでの送り迎えがありますが、現地のツアーでも非常に安全にツアーに参加することができました。
ビーチ沿いではマリンスポーツを楽しんだのですが、私はパラセーリングとスキューバダイブをしました。
ここでの注意点としては、私がお金を払ってオプションを頼んだのが、現地の若者が正式な会社を設立して提供するサービスではなく、あくまで寄り合いで道具などを持ち合って観光客にサービスを提供する程度のものだったので、とにかく危険だなと感じました。
パラセーリングではなんの説明も特になく、いきなりハーネスを着せられたと思うと、海上に待機していた小型クルーザーが走り出すと、それに合わせて僕の身体は上空50mほどまであっという間に上がって行きました。それ自体は楽しかったのですが、地上に戻る際、急激に身体が地上に落ちていく感覚があり、びっくりしました。このままでは落下してしまうと感じて地上を見ると、先ほどハーネスをつけてくれた若者達が右のロープを引っ張るようにジェスチャーをしてるのが見え、その通りにやると落下スピードが収まり、ゆっくりと下降するのを感じ、その感覚を覚えながら手探りで地面に激突しないようにゆっくりと調整して降りることができました。しかしもし僕がパニックになって気が利かなかったらそのまま地面に落下していたかもしれないと思うと、今でも少し怖いです。
また、スキューバダイビングも同様に、ウエットスーツを着て、酸素ボンベを背負わされ、船に乗って沖の方まで行きました。そこでこのボンベで息を吸うのだということだけ教わり、そのまま海にダイブさせられました。すると、ダイバーが私の手を取って一気に潜っていきます。後々別の場所でもダイビングを経験して分かったのですが、初心者の僕をその時だいたい12〜15mくらいのところまで連れて行かれました。通常初心者が潜って良い深さはたとえインストラクターがいたとしてももう少し浅い場所でなければならないのです。
そして、そういったことを知らない私は連れて行かれるがままにダイビングを楽しみました。スキューバダイビングの経験は楽しかったのですが、地上に戻ってきて耳の様子がおかしいことに気づきました。右耳が全く聞こえないのです。怖くなり病院に行くと、気圧の関係で鼓膜がすこしおかしくなっているということでした。もしダイビングをする際はある程度の深さ以上に潜る際、耳抜きという作業をしなければ鼓膜に異常をきたすことがあります。それをしなかったことで今回の問題が起きました。幸い1日耳に薬を滴らして放置し、次の日に耳の外部から中に水を入れることで問題は解決し、耳が聞こえるようになりました。ただし、その治療費に余計な出費をしたことはいうまでもありませんが。
私の体験からアドバイスできるとしたら、アクティブスポーツなどをやりたい場合も、きちんとした会社が提供しているサービスを選んだ方が良いと思います。

当時2008年というとまだスマホも普及していない時代だったので、サイトやアプリなどは使用していませんでした。
本屋さんで買ったバリの観光ガイドブックのみが唯一の情報でしたが、それでも十分でした。

私が行った当時と今とではだいぶ環境が変わっていると思います。
それでもまだまだ発展途上の国なので、スリや強盗に気をつけ、流しのタクシーなどは拾わずにホテルのタクシーなどを使うようにしたり、現地ツアーも信頼できるところに頼むのが良いと思います。

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