2015年5月
少し前のことになりますが、ゴールデンウィーク休暇を使って行きました。4泊6日の旅です。この時期はお天気に恵まれて、日中は連日晴天でした。夕方は少し雨が降ることはありましたが、スコールのような感じで、日本のようにだらだらと長時間降ることはありませんでした。
バリ島のどこのエリアに滞在したのか?
ウブドに滞在し、止まったホテルは「マヤウブドリゾート&スパ」です。
ビーチリゾートよりも、パンフレットで見たウブドのうっそうとした濃い森林に惹かれたからです。
海外旅行には沢山行きましたが、ここのホテルを超えるほど感動したところは未だにありません。またバリに滞在することがあれば、絶対にマヤウブドに泊まりたいです。
夜にバリ島に到着し、ホテルに着いた時には一層緑が深くて森林の近くからは虫の音が聞こえて、日本にはない自然を感じることができます。
ホテルのエントランスへの道は幻想的なライティングがなされていて、道の脇を流れるせせらぎを聴きながら歩きました。
エントランスでは美味しいウェルカムドリンクと、良い香りのする冷たいおしぼりで最初のおもてなしをしてもらいました。ホッとする素敵な時間をすごせました。
泊まったお部屋は森の中に佇む、ヴィラタイプのコテージでした。
部屋に入ると天蓋付きのダブルベットがあり、シーツで綺麗なデコレーションがなされていて花びらが散りばめられていたり、そう言った心をときめかすようなホスピタリティにもほっこりとしました。
お風呂は石畳風のバスタブがあったり、外の庭には小さなプールがついていました。私は毎朝そこのプール前にある大きなソファで朝陽を見ながら伸びをしたり、お化粧しながらのんびりするのがとってもお気に入りでした。特に朝は鶏の鳴き声が聞こえたり、森の中に棲む生物の存在も感じながらリラックスしてすごすことができました。
お部屋には常にヤモリが数匹歩いていましたが、バリではよくあることだと事前知識があったので、特に嫌だとは思いませんでした。なので滞在中は彼らを観察しながら、一緒に暮らすように泊まっていました。
朝食は毎朝付いていて、ブッフェ形式のものでした。落ち着いたテラスでまた木々が生い茂る、自然豊かな場所で食事をとることができました。深呼吸しながらリラックスして自然と食事を味わえます。
また欧米人が多く宿泊しているホテルでもあるので、海外に来ている感がすごくあります。周りも自由にゆったりとしているし、日本にいる時のせかせかした感じを忘れて本当にリラックスできたなと思います。
朝とはいえ、すぐに気温が上がって暑くなってしまうので、頑張って早起きして食事に行かれるのがおすすめです。
屋外プールもありそこをお散歩したり、水辺を楽しむ宿泊客を見ながら落ち着いた時間をすごすのがとてもお気に入りになりました。
ガイドブックで調査したとおりの、素晴らしいリゾートホテルに泊まることができました。
バリ島のどこを観光したのか?
沢山の遺跡や寺院に行きましたが、バリ舞踊とチャックダンスの鑑賞が特に心に残っています。両方ともバリに伝わる伝統的なダンスなので、楽しめてよかったと思います。
バリ舞踊は、ウブドの街中にある寺院の中で鑑賞しました。寺院の石畳の上にほかの観光客と一緒に雑魚座りし鑑賞します。観光客はかなり多く、国籍も様々です。雑魚座りなのでスリには要注意だと思います。演奏中やダンス中は音も大きいし、盗みの最中は多分気づかないですね。
会場では木琴や鉄琴のような楽器、笛や鈴などの楽器隊がステージを囲んでいて、中心でお面をつけた男女、きらびやかな髪飾りをつけた女性達が踊ります。
踊りはレゴンダンスと呼ばれていて、バリで育った子供たちはみんな習うそうです。
何とも言えない不思議な和音が奏でられて、異国の雰囲気に一瞬にして吸い込まれてしまいました。繊細で細かな指の動きのダンス、勇ましい戦いのダンスなど様々な種類の踊りを楽しむことができました。
ケチャックダンスは、ウルワツ寺院での参拝のついでに鑑賞しました。前半はウルワツ寺院とサンセットの鑑賞をし、まばゆい光に大感動しながら海と太陽を眺めました。寺院では敬虔なヒンドゥー教徒が祈りをささげていたり、神々のためにお花をささげていました。街中に存在する全ての神に祈りをささげる姿を沢山見てきたので、バリ人の姿はとても美しく感じました。サンセットが見終わったら、同じ敷地内を移動してダンスの鑑賞ポイントに行きます。
会場は中心のステージをぐるりと囲むように、客席が配置されています。
ダンスが始まると、半裸の男たちが大勢出てきて松明の炎を囲みながら、「ケチャ!」という掛け声を口々に発しながら手拍子でダンスを盛り上げていきます。楽器を使わずに人の声と手拍子や体を叩いての演技でした。
何だか原始人の人たちを見ているような不思議な気持ちになりましたが、抑揚をつけた迫力のあるアカペラ音楽を聴いているようでとても楽しめました。
学生の時、音楽の授業でビデオを見たことがありましたが生はやはり迫力が全然違います。本当に圧倒されました。
また観光客も欧米の方が多いので、演技が終わった後の賞賛もすごく盛り上がって更に感動がありました。日本ではあまり見られないような盛り上がりもあり、貴重な経験ができたと思います。
バリ島で役にたったものは?
観光中に気をつけた方がいいことは虫除けと虫刺され後のムヒです。特にウブドの森林地帯にある遺跡を巡る際には、持っていた方がいいと思います。
私はウブドのゴアガシャ遺跡で特に蚊に沢山刺されてしまいました。
日本の蚊と違い、バリの蚊は刺されると少し掻いただけでも皮膚がかなり膨れ上がるような気がしました。また日本よりも痒みも強く出たような気がしました。私はしつこく掻いてしまったので、その後一年くらいはあざのようになってしまい、痕が消えなかったです。
ただ、現地ガイドさんがその様子を不憫に思ったのか、虫除けとムヒを貸してくれました。それが本当によく効いたのです。現地の物なのですが、スッーとするアロマ系の香りがして、特にムヒは掻いた後の皮膚の膨らみがすぐに治ったりして効き目を感じました。早く借りればよかったと思いましたね。
現地で負った傷や病気は、現地の薬で治すのが一番なのかな?とも思いました。
またそれ以外で虫刺されが気になる方は、脚がきちんと隠れるように長ズボンを履くのが良いです。現地のマーケットでお安くタイパンツなどを買ってお出かけするのも良いと思います。マーケットで値下げ交渉したり、街で見つけたお気に入りグッズを手に入れるまでの過程もとても楽しかったです。
バリ島に行く人にアドバイス!
寺院や遺跡を巡ると、必ず物乞いや物売りの子どもがいます。
5枚1セットのポストカードやマグネットを売ってこられたりするのですが、どれも違いはなく普通です。しかもかなりしつこくカタコトの日本語で攻めてくるので、断るのが大変でした。また物売りの子たちは10歳未満の小さな子が多いので、どうしてもはっきり拒否するのも心が痛んで難しく感じました。
日本人はとても優しくて、興味がある気な曖昧な態度を取りがちだし、きっぱり断ることがないので、はっきり意思表示したり断るまでどこまでもついてきます。
可哀想ですが、興味や買う気がないのならきちんも断ってあげることが大事だと思います。