2018年4月27日~5月1日、GWを利用して4泊6日の滞在でした。
バリ島のどこのエリアに滞在したのか?
前半は渓谷地帯ウブドの「フォーシーズンズリゾート・バリ・アット・サヤン」、後半は海辺のジンバランにある「フォーシーズンズリゾートバリ・アット・ジンバランベイ」に宿泊しました。
バリ島はビーチリゾートのイメージが強かったのですが熱帯雨林の絶景も魅力的で、4泊で森と海の両方に滞在できるプランを選びました。
また東南アジアへの旅行が初めてで衛生面が少し気にかかることもあり、、天下のフォーシーズンズホテルなら間違いがないだろう、と期待も込めて選ばせていただきました。結果としては、両方とも素晴らしい滞在になりました。
まず、前半のウブドのサヤン渓谷ですが、空港からホテルまでは2時間弱かかります。大渋滞の市街地から徐々にローカルなお店が目立つ道を抜け、鬱蒼とした熱帯の森の中にホテルはありました。ホテルのHPで見た写真と遜色のない綺麗で近代的、そして少し神秘的な雰囲気のある建物が待ち構えており、エキゾチックな雰囲気が期待を高めてくれます。基本は英会話ですが、日本人スタッフもおり、英会話が苦手な私でも安心して過ごすことができました。
私たちが泊まった部屋は二階建てで、ちょっとした一軒家のような雰囲気です。一階のベッドはプライベートのテラスに面しており、日本では聞くことのない鳥の声と満点の星空を寝ころびながら堪能することができました。また、テラスからは広い中庭に出ることもでき、背丈ほどもあるような大きな葉に囲まれながらの夜の散歩は異国情緒に溢れ、とても気持ち良かったです。広々としたアロマ付きのバスタブに、飲用や歯磨き用のボトルウォーターが毎日用意される心遣いで、心配していた衛生面もまったく問題なく過ごせました。
館内はサヤン渓谷に位置していることからも、水の流れが随所に見られる作りになっており、神秘的で落ち着いた雰囲気でした。レストランではインドネシア料理だけでなく、オーガニック素材やヴィーガン対応メニューも充実しており、美容や健康を重視する方でも満足のいくラインナップだと思います。天気の良い朝にレストランのテラスで朝食に食べたナシゴレンはとてもおいしかったです。
後半のビーチ地帯は、ウブドを上回る感動でした。ジンバランという地域は、いわゆるクタやレギャンなど人気のビーチとは違いもとは漁村、という記事を見て少し不安がありましたが、フォーシーズンズリゾートが面するジンバランベイはとても美しいところでした。
まず出迎えてくれるホテルのロビーは壁がなく、大理石の柱の向こうに真っ青な海を見渡すことができます。移動の起点やチェックイン作業はこちらになりますが、ここでも日本語での対応をしてもらえました。このリゾートはすべての部屋がヴィラになっており、庭付き一戸建ての家のように独立しています。カートで自分のヴィラまで送迎してもらうこともできます。強い日差しが白い道に照り返し、細い道の両側には赤い屋根の家が並び、まるでバリ島の村に住んでようでした。部屋も素晴らしく、広々とした天蓋付きのベッドに大きなバスタブ、きれいなシャワールームが用意されています。そして庭へ出ればクッションたっぷりの四阿にパラソル付きのベッド、そして好きな時に入れるプライベートプールがあります。大人が立っても肩まで浸かれるほどの深いプールで遊び、飽きたら寝ころびながらビールを飲む、暑くなればクーラーの効いた部屋でお昼寝、とベタな南国リゾートの楽しみ方を誰にも邪魔されずに堪能することができます。まさに最高の一言です。
プライベートなヴィラ内でも十分に楽しめますが、ホテルから一歩出ればそこはジンバランベイです。観光客だけでなく地元の方々も、海水浴や海辺の散歩を楽しみ、黄昏時には美しい夕日を眺めていました。
バリ島のどこを観光したのか?
・ジンバランベイ名物 イカンバカール
元は漁村、という強みを生かしてビーチでおいしいシーフードBBQを食べることができます。
日本人が思っている以上に波打ち際に席が用意されており、まさに海辺で波の音を聞きながらディナーを楽しめるのですが、
私が行ったところではあまりに波打ち際に席を置きすぎて椅子や机がいくつか波に攫われていきました。もし席を選べるのなら、
ほどほどの場所を選んだほうが良いかもしれません。また、日没に合わせてディナータイムになりましたが、雰囲気重視なのか明かりが手元の小さなキャンドルしかなく、日が沈んでからは一体何が提供されているのかわからない闇鍋状態で食事をするはめになりました。また、焼いたエビなどが丸ごと提供されるためものすごく手が汚れますので、ウェットティッシュがあると便利かと思います。味はおいしかったです。
・巨大ブランコ バリスウィング
ウブド地帯を観光するにあたって、ぜひ体験してほしいのがバリスウィングです。絶景で知られるバリの棚田を眺めながら「アルプスの少女ハイジ」のような大きなブランコに乗ることができます。怖さで種類が選べますが、私は最も高いところから乗るエクストリームコースを選びました。ブランコはかなりの大きさでがっちりとハーネスをつけて乗るのですが、ブランコ自体はヤシの木に括り付けられており、なんともスリリングです。機械制御などはなく、係のお兄さんが三人がかりで押し出してくれるとなかなかのスピードで空へと飛んでいくような感覚が味わえます。目の前が渓谷になっているので出発地以上に高さを感じて、爽快感と笑いが止まらなくなりました。
・お土産はスミニャックビレッジへ
海外旅行に行っても、地名の入った変なマグカップやチョコレートなんて買いたくない!という考えの方におススメの場所です。真っ白な明るい三階建てのショッピングモールで、Wi-Fiもエアコンも充実している、まさに灼熱のスミニャックでのオアシスでした。取り扱っている雑貨も良い意味でバリらしい、オシャレなものが多かったです。どこの観光地にでもあるような安くてローカル感あふれるお土産屋さんとは違い、少し値は張りますが、センセイシャやウタマスパイスなどブランドコスメや人気のバリタオルなども購入できます。個人的には、地名の入ったお土産よりは、現地で名の通ったものが貰えるほうが嬉しいと思っています。
バリ島で役にたったものは?
「バリ島旅行のみかた」というサイトがおすすめです。バリ島に在住のライターさんたちが、バリ島のリアルを毎日発信しつづけてくれています。おススメの観光スポットやお土産のレビューなど定番の記事でも、実際に行って食べて体験した体当たりの取材が本当に参考になりますし、読み物としても面白いです。サイトだけでなくYouTubeやTwitterでも発信してくれているので、良い点も悪い面も、バリ島のリアルタイムな情報が得られます。
大事だと思ったのは日焼け対策です。日差しがきついので、日焼け止めはもちろんサングラスも何かと役に立ちます。ケチャを見に行った時も夕日がかなりきつく、席によるとは思いますが目を開けていられないほどでした。
バリ島に行く人にアドバイス!
・遺跡や寺院を見学に行く際には、神聖な場所なので肌の露出を控える必要があります。短パンやミニスカートはダメと聞いていたのですが、ひざ丈のワンピースでもアウトでした。共有の紫色の布を貸し出されますので、そういったものが苦手な方は服装にお気を付けください。
・どんなに綺麗なホテルでも虫が全くいないというのは不可能、というかバリの人はあまり気にしていないのだと感じました。虫が苦手な方は、虫よけスプレーとある程度の覚悟を持っておいたほうが良いと思います。
・ケチャダンスで有名なウルワツ寺院には、ものすごく手癖の悪いサルがいます。私が見ただけでも、帽子やサングラスを盗られ壊されている方がいました。行かれる方は、あまり高価なものや大切なものは持って行かないことをおススメします。